第12回(通算70回)ダブルバインドからの解放がもたらす生産管理

【ダブルバインドという無理難題】

心理学用語にダブルバインド(二重拘束)という言葉があります。これは、「二つの矛盾した命令」を受け取った側(子供)が、その矛盾を相手(親)に指摘できないのに、自分(子供)は相手(親)に応答せざるを得ないような状態をいいます。

お母さんが夕飯をつくっているときに、近くで遊んでいた子供に「宿題はちゃんとやったの?勉強しなさい!」と声を掛けたとしましょう。子供は素直に従って、勉強部屋に入って宿題を始めます。そこへお母さんがやってきて「お母さんがこんなに忙しく仕事しているのにお手伝いもしてくれないの!?」と叱る。このような状況がダブルバインドです。

この時お母さんは、もしかしたら、お父さんから急な飲み会の連絡が入って、せっかくごちそうをつくっていたのにおじゃんになってむしゃくしゃしていたのかもしれません。何か嫌なことがあって、誰かに当たらずにはいられなかったのかもしれません。けれども、そんな事情とは関係なく、子供にとってこれは災難です。子供はどうしたらいいのか分からず、頭が混乱してしまいます。

こうした現象は、昔は精神分裂病と言われていた、統合失調症の患者の家族間のコミュニケーションによく見られたことから、この精神病の発症原因とする学説もあったそうです。確かに、二つの矛盾する命令を下され、どちらに従っても叱責されるとなると、精神は分裂してしまうのかもしれません。

このダブルバインド、モラルハラスメントの加害者の武器としても使われます。上司は部下に察して動くことを強要したうえで、何もしなければ叱り、行動が意に染まないとこれまた叱責されるという状況のようです。忖度を求めるというのも同じ部類でしょうが、このような心理メカニズムを知っておくことで、被害者になることが防止できるかもしれません。

【モノづくりの周囲における環境の良さ】

私は、大手メーカーの生産技術研究所で14年間のサラリーマン経験があるので、モノづくりの仕事をされる方とおつき合いするのが一番ほっとします。つまり、本誌の読者のような方に親近感があります。

約20年前に中小企業診断士と技術士の資格を取得して、コンサルタントとして独立起業してからは、さまざまな業種の方々とおつき合いするようになりました。その経験的な感覚からその理由を自分なりに分析してみると、モノづくりに携わる方々には次のような良いところがあるからだと納得できます。すなわち、「ルールや約束をちゃんと守り、嘘をつかない」ということ。そして「いつも目標や目的を明確に示す」という習慣が根付いていることが挙げられます。時間厳守というのもその中に入ります。

普段、田舎道では歩行者信号が赤でも、左右の状況判断で渡ってしまう私ですが、工場の中に入ると無意識に歩行区分線に従い、緑色の歩行ゾーンからはみ出すことは決してありません。各人が決められたとおりに行動しなかったら、モノは正しく出来上がりませんし、他の工程に迷惑をかけることがはっきりしているからです。

目標・目的が明確に定められている仕事環境はとても気持ちのいいもので、製造現場にはハッキリとした品質目標や生産高目標が掲げられています。この良好な精神環境が現場で働く方々の心にも良き影響を及ぼしているのではないかと思います。

一方で、工場の外には不確実な世界が拡がっております。それでも、工場の外側と内側の境界の仕事をしている部門の方々のおかげで、工場内部では整然とした環境が保たれているわけです。そして、その最たる仕事というのが、生産管理なのではないかと思います。

【一元指標としての、流れを止めない適正在庫】

サラリーマン時代に、工場に出向いていろいろな部門の方々といっしょに仕事をしたときの経験から言いますと、コミュニケーション能力の高い人は生産管理部門の方に多かったように記憶しています。逆に考えると、コミュ力が高くないと生き残れないとも言えます。真面目すぎて相手のために一途に頑張ってしまう若者は、精神的につまずく事が多く、どこかのタイミングで他部門に移っていくのを何度か目撃したことがあります。

内外の境界の仕事というのは、相矛盾する要求を受けて、自社内でなんとか解決するなり、相手に難題を納得してもらって仕事を進めることになりますから、それだけストレスも高まるわけです。そして、相反する要求が数値としてハッキリ現れるのが、在庫というわけです。

営業からは、もっと在庫を持ってくれと言われるのに、製造現場や経理・経営部門からは在庫削減を求められるのが、生産管理業務における在庫管理の特徴です。MRPが日本に導入された頃によく言われたのが、Ill Structured Problem という言葉で、生産管理の仕事は複雑で悪構造な仕組みなので難しいのだという主張でしたが、在庫視点でみると問題点は単純で、増やせと減らせの相矛盾する要求をされるという点につきます。つまり、仕事そのものが<ダブルバインド>であったというわけです。

適正在庫理論もこれまでの研究では、在庫削減と欠品防止の同時実現を掲げていましたので、ダブルバインド状態からは抜け出せていなかったことになります。技術の力でなんとか不幸な状態を緩和しようとしていたわけです。それが、ここへ来ての新発見である「流れを止めない適正在庫2.0」により、流れを止めないために保有する在庫という一元的な基準で適正在庫を決められるようになりました。

適正在庫2.0は、ダブルバインドという足かせをはずされ、足取りも軽くすくすくと育っていくと期待しています。

2017年7月25日(火)週刊 適正在庫の視点からVol.161【恥の文化】

適正在庫の広場 TSCブログ
2017/07/31

【恥の文化】

工場の5S改善コンサルをあちこちでやっていたことがあります。

そのノウハウのひとつに、

早い段階で、よその会社のキレイな現場を見学させる

というのがあります。

現場の整理整頓が出来ていないところは 自分たちの現場は汚い、という自覚がないからです。

一度キレイな現場をみると

「自分のところは恥ずかしい」

という感覚が生まれます。

そこですかさず初期清掃を行って

力尽くでもいいから、とにかくキレイな現場をつくってしまいます。

あとは、ちょっとでも汚くなると気持ち悪くなるようになって

自律的な改善が進むわけです。

この「恥ずかしい」という感覚・感情って何だろう?

と最近になって考えています。

友達に、どういうときに恥ずかしいか?

と聞き回ったのですが、 どうも根っこにあるのは、

美意識だということに気づきました。

「美」が絶対的で生得のものなのか、教育されて身につく後天的なものなのか という問題はさておき、

「自分の良心に恥じる」 というのは美意識が根本にあるからだと気づきます。

昔読んだルース・ベネディクト著「菊と刀」によれば

日本文化の特徴として、恥の文化とでも言うべきものがあって、

欧米には、神に対する罪の意識が社会規範の根底にあるのに対し

日本では世間様の目を基準としているという説でした。

どうも、違うなと思っていたのですが

それが、美意識の存在に気づいたことで、わかりました。

ずるいことをすると 「きったね~」 という自分の声が聞こえてきませんか?

他人が見ていようといまいと、誰にもばれなくても

醜い行いや卑怯なことはしたくないというのは 美意識のなせるわざではないかと思います。

 

【紫の花に詩を織る】

「ところで、綺麗な女かね?」

「あたかも美人であるかのごとく振る舞っています…そこにあの女たちの魅力の秘密があるのでしょう」

オスカー・ワイルド「ドリアングレイの肖像」より

 

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2017年7月18日(火)週刊 適正在庫の視点からVol.160【スマートウォッチの可能性】

適正在庫の広場 TSCブログ
2017/07/31

【スマートウォッチの可能性】

ほ乳類の生涯心拍数は約20億回で一定なのだそうです。

身体の大きなゾウは鼓動がゆっくりなので長生きをし、 小さなネズミは鼓動が早くて短命なのだと。

同じ人間でも、太く短くと細く長くの説明がついて面白い仮説です。

この特性を活かして、スマートウォッチに長期間のライフログ機能を付加すると ひとりひとり固有の時間を測定することが可能になります。

そして、いま話題のブロックチェインとIoTを組み合わせていったら 時間=生命量という、新しい基軸通貨に育っていくかもしれませんね。

その特徴は、万人に平等に与えられているということと 期限があるということです。

貨幣が生まれたのは、どうも6千年くらい昔のことのようですが、 科学技術の発達に見合った新しい基軸通貨の誕生が待たれます。

果物やお魚のように腐ることのない通貨を人間は発明したのですが、 やっぱり寿命のある方がいいやってわけです。

 

【廻れ!マリーゴーランド】

生物も物理化学の法則に従っているが、その法則を少し限定して、できるのにやらないというの性質をもっている。 「何でもできる」となれば、物理化学の法則に従って最も安定な状態になってしまうが、「あることはやらない」と決めれば、そこに少々不安定な所にとどまるという形の秩序ができる。

ー 池田精彦『初歩から学ぶ生物学』

 

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2017年7月11日(火)週刊 適正在庫の視点からVol.159【アバウト社会はいかが?】

適正在庫の広場 TSCブログ
2017/07/24

【アバウト社会はいかが?】

先週の続きで銀行の自動引き落としにつて考えてみます。

日本の銀行のオンラインシステムはすごいなぁといつも感心しているのですが、

最近になって1円単位の入出金がATMでできる事に気づいてびっくりしています。

窓口取引と違って、小口入出金を気兼ねなくできるのでいろいろ実験ができるなと思っているのですが、そのひとつが自動引き落としなわけです。

ジャストインを目指して、必要額しか入金しておかなかったとしたらどうなるでしょうか?

もしオンラインシステムに不具合が発生して、自動引き落としがされずに、なんらかの信用事故が起こったとしたら、裁判所はどのように損害額を計算するのだろうという疑問です。

残高が1円でも不足すれば引き落としできませんから、システムの計算精度には完璧であることが求められます。

最小限の安全在庫を保有しようという適正在庫の発想は、逆の立場をとっています。

需要予測計算精度を完璧にすることなど不可能であると見切って、多少のブレは吸収できるような安全在庫でなんとかしようという発想です。

そしてその先には、人間同士、多少のことはお互い許しあったほうが、ラクでいいじゃんという発想がつながってきます。

みなさんは、どっちがいいと思いますか?

 

【廻れ!マリーゴーランド】

春から夏にかけて急速に太った部分というのが年輪の白っぽくて分厚い部分の正体だ。(略) たいていのバウムクーヘンは白っぽい部分と黒っぽい部分が同じくらいの暑さになっているが、たまに白っぽい部分が分厚いバウムクーヘンを見かけると、そのリアリティにうれしくなるのは筆者だけだろうか。

ー 西畠清順『はつみみ植物園』より

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2017年7月4日(火)週刊 適正在庫の視点からVol.158【シンプル経済】

適正在庫の広場 TSCブログ
2017/07/24

【シンプル経済】

適正在庫理論の発展史を振り返ってみると、

無→単純→複雑→単純→?

という経過を辿って螺旋階段を昇るように高度化してきました。

経済の仕組み、とりわけ貨幣経済システムも同様に シンプル化を志向すべきではないかと なんとなく思っています。

貨幣の本来の機能は、交換の仲立ちであり

富の蓄積機能はあとから付随的に生まれたと考え

利息によりお金そのものの時間的価値を付与することで

その自己増殖機能が、あだ花のように発達ししてしまった、、、

こんな風に考えると

『利率』

を扱うシステムを研究することで、

シンプル化の手がかりが見えそうです。

流れを止めない適正在庫2.0で、

リードタイムの長さと適正在庫が関係ないことが証明されたのですが

同様に、利息計算に貸出借入期間長さが無関係であることを証明できないものか思案しております。

例えば、支払い遅延利息はこんな風に考えられます。

通常は、金額×遅延期間長さ×市中金利 で計算していますが

これは、遅れなく受け取っていたお金を、もし銀行に預けたり証券会社に投資していたら

受け取っていたであろう利息分を逸失利益として算出しているわけです。

ところがこの問題を、在庫理論的に考えると、

逸失利益ではなく、受け取り側の損害金を考えることになります。

つまり、期限日に受け取ったお金を、その日の自らの支払に充てようとしていたと、仮に考えて

遅延による支払資金不足によってもたらされる諸々の損害金額で決まるという考え方になります。

したがって、遅延期間の長さではなく、どの時点におけるどれだけの不足をもたらしたのかという視点が重要になります。

となると、時間の長さに乗じる率つまり利率という概念そのものが怪しいことになってくるのです。

そして、その根底にあるのが、宇宙全体に連続的に流れる時間という考え方ですから

その成立時期である400年前の近代科学成立時点まで遡って システム見直しが必要ではないかと思います。

その手がかりとして、適正在庫の視点は有力な武器になると考えています。

【紫の花に詩を織る】

自然の美しさは金持ちにも貧しき者にも分け隔てなく公平に提供される。時間と同じだ…いや、時間はそうではないかもしれない。裕福な人々は時間を余分に金で買っているのかもしれない。

村上春樹「騎士団長殺し」より

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