2018年4月24日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.198 【特許庁の女神】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/04/24
【特許庁の女神】

最近、知財関連のお仕事が増えたのですが、
特許庁の係官の方々には、お世話になりっぱなしです。

はじめの頃は、なんでもかんでも質問を投げかけていたのですが、
あるとき、デキル系の美人係官から、一冊の特許マニュアルを渡されて
「これを、ちゃんと読みなさい」
と、ピシャッとやられました。

同行した、会社のスタッフは、
「社長は、あれくらいハッキリ言ってくれる人の方がいいですね」
と、、、

ところが、このマニュアルが、読み始めると面白いんですね。
普通、図表番号というのは、数値の小さい方から大きい方に順番になるように
出てくる順番を揃えているのですが、

これが、そうではない。

先頭から順を追って読み進めても、さっぱり分からない。
でも、一通り通読して、振り返ると、全体の構造がわかる。

数学書や、コンピュータ言語解説書に近い事に気づき
おもしろみが分かってきました。

でも、ところどころ読んだだけでは分からないところがあると
質問するのですが、なぜかいつも美女が現れて、とても親切に教えてくれるんです。

特許庁には女神がたくさんいるんだな~
と思っていたら、先日の新聞記事でびっくりしました。
長官が、美人の大女神でした(笑)

やっぱり、トップは大切なんですね~


【紫の花に詩を織る】

To me,leadership is about encouraging people. It’s about stimulating them. It’s about anabling them to achieve what they can achieve?and to do that with a purpose .

私にとってリーダーシップと言うのは、人を励ます事。人々を刺激し、彼らが出来ることを成し遂げられるように仕向ける事。

クリスティーヌ・ラガルド
(フランスの政治家、弁護士。現在、国際通貨基金専務理事。)

2018年4月17日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.197【流れを止めない適正在庫理論とダイバーシティ】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/04/17
【流れを止めない適正在庫理論とダイバーシティ】

ダイバーシティ(多様性)を保つことの重要性は、
これまで、生物的多様性が生命の存続戦略として重要であるという視点、
および、人道的立場からの説明がされることが多かったように思います。

でも、これだけでは経済のグローバリゼーションの流れに対抗できないなと
感じていました。

ふと、思いついたのが「流れを止めない」という視点です。

適正在庫理論の示すところでは、
時空間内における適正な過不足、
すなわち、適正な不均衡ないしは格差がなくなると、
流れが止まってしまうことが、理論的に明らかにされています。

過不足、不均衡、格差の存在が、実は多様性を生み出すことになっています。
高かったり低かったり、出っ張っていたり引っ込んでいたり、多かったり少なかったり、、、
という凸凹社会が大事であるというわけです。

ただし、「適正な」という点が重要で、
格差を全く無くしてしまうと経済は止まってしまいますが、
大きすぎても流れは止まってしまうのです。

グローバル経済化を推進する立場からは、
格差を人工的にでもつくりださなくてはならないので、
戦争や貧困を計画的に起こしている。

という、結果的に陰謀論のような見え方がされてしまいます。

陰謀論といういい方は、ネガティブなレッテル貼りだと私は感じていますが、
この件に関しては、ほぼほぼ妄想に近いと思っています。

一握りの悪人が計画的に世界を動かすことなど、現実的に不可能だからです。

むしろ、貨幣経済の動作原理の中に、OSのバグのようなものがあって、
各人は悪意を持たずに行動していても、結果的に悲劇がもたらされるのだと理解しています。

そして、悲劇を回避するキーテクノロージーが、適正値を算出する
APIMなのです。


【やさしくあるこうよ】

今は丸いあのお月さんも、明日からまた徐々に身を削がれて、晦日には消えてしまう。
けど、時が経てば少しずつ身幅を広げて、またあの姿に戻る。
ひとの幸せも、似たようなもんやろなあ。

ー高田郁『心星ひとつ』より

2018年4月10日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.196【community と society】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/04/10
【community と society】

ハイブリッド・コミュニティ構想について考えを巡らせています。

現政権および経団連のすすめる society5.0 への単純なカウンターとならないような方策を考えていて、表題に至りました。

現状では community < society という包含関係が成立しているように思えます。

日本語にすると、共同体と社会で

共産主義がcommunismで、社会主義がsocialism となり、、、???

となってしまい、これは英語圏の発想を理解する必要があると思って

最近、英国のLow school 留学から帰国したばかりの友人 末永貴実さんに相談したら、次の回答をいただきました。

「既存の制度的背景を考えると、構成人数という数の包含関係ではありませんが、多くの場合、包含関係にあるのが現状です。

あくまで私の考えですが、 私はcommunity は価値観/文化的背景/目的/場所を共有しているもので、society はむしろもっと社会的な基盤/関係を構造的に共有しているものだと感じています。。

すいません、わたしの考えというより解釈でした! すべての人がこのフレームで使い分けをしているわけではありませんが、少なくとも、国連の文書はこの感覚で使い分けられています。」

なるほど!

と感心して、更に考えを巡らしておりましたら、「食べる」というキーワードを思いつきました。

共同体から社会に至るスペクトラムを想定し、

・狩りの獲物を分けてもらえるか?
・つくってもらった料理を安心して食べられるか?
・一緒に食べると幸せになれるか?
・野菜をつくっているお百姓さんを信頼できるか?
・調味料をつくっている食品会社は信用できるか?
・漁師さんが魚を獲っている海の汚染を防止するシステムを信頼できるか?
。。。

という軸方向で、包含関係をとらえるという発想です。

「食べる」以外にも、いろいろな軸を考えることができそうです。

「住む」とか「働く」などなど、、、


【紫の花に詩を織る】

僕が赤ん坊のとき、お母さんの乳がたりなかったので、僕は毎日ラクトーゲンを飲んで育ったのだと、いつかお母さんはいいました。
(中略)
僕は、その話を聞いたとき、じゃあ、オーストラリアの牛も僕のお母さんかな、といいました。

吉野源三郎「君たちはどう生きるか」より


【ご連絡】

先週号で声帯ポリープの手術はしないぞ宣言をしましたが、あっさり撤回することになりました。
周囲の方々からの懇願も聞き入れず、「だっていやなんだも~ん」で逃げていただけだったのですが
焼き鳥屋のおばあちゃんから、「悪いモノは早くとらなきゃダメ!」と一喝されまして心を入れ替えました。
会社近くのNTT関東病院で5月に手術を受けることが決まりました。
術前検査やらなんやらと、術後の安静期間もあり
もうしばらく、発声を節約する必要がありますので、ご関係の方々にはご迷惑おかけしますこと、お許しくださいませ。
PS.今週号のコラムに関連して、お母さんは世界中にいるんですねと感想を述べましたら、
今回の焼き鳥屋のおばあちゃんも、おかあさんですね(^.^)ということになりました。

2018年4月3日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.195【声復活】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/04/03
【声復活】

声帯ポリープですが、経過観察で医師から手術を勧められました。
真っ直ぐに医師の目を見ながら、「先生、よろしくお願いいたします」と一礼すると
「い、いえ、私はできないので、、、、病院を紹介します」と返ってきたので、
手術はしないことにしました。

ただ、こちらからの質問に対しては、情報開示をしっかりしてくれたので
それを基に、次のように判断しました。

声帯にポリープができたから声が出なくなった、のではなく、
発声方法に問題があったので、声が出なくなったのだ、と。

したがって、ポリープ切除によって、一時的に声が出るようになっても
発声方法を改めなければ、ポリープが再発して、また声が出なくなる可能性があります。

そこで、身体の使い方の専門家に指導を仰いだところ、
一晩で、声が復活しました。

1年ほど前から始まっただみ声には変わりませんが
発声を控えながらであれば、仕事には差し支えなくなりました。

はじめに戻りますが、
なぜ、医師の勧告に従わなかったかというと、

「はい、どうぞ安心して私におまかせください」
という言葉が返ってこなかったからなのです。

以前、別の手術を受けたときは
診断した医師が自ら執刀されたのですが
「私がメスを握りますから、大丈夫です。安心してください」
と言われたので、心から信頼して手術を受けることが出来ました。

私も、クライアントに提供する製品・サービスについては、
全て自分で開発していますし、自ら手を下し、決して人任せにはしません。

高度な専門知識を必要とする仕事は
分業体制の大きな組織に任せるより
一匹狼のプロフェッショナルに任せた方がいいのかもしれません。

ブラックジャックのように、、、


【やさしくあるこうよ】

「あなたはどうなの?さっきから聞いてると師匠、師匠って、あなただって落語をやるんでしょう?どうして、自分を聞きにこいって言わないのよ?」

ー佐藤多佳子『しゃべれどもしゃべれども』より

発注点方式でいけるかどうかの判定基準

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/04/03

 

|発注点方式

適正在庫を実現する一番簡易な方法、それは「発注点方式」という在庫管理方式です。
事前に発注点を決めておき、毎日在庫をチェックし、
発注点を割ったら発注するというカンタンな方式です。

ただし、発注点を正しく設定する必要があります。


発注点=リードタイム中平均需要量+安全在庫

で計算されますが、ここでも安全在庫を最小限の値に設定しないと
安心在庫になってしまい、過剰在庫を招くことになります。

また、多くの企業で見かけるのはリードタイム中平均需要だけで設定するという間違いです。
これでは、欠品が頻発することになります。

それでは、発注点の考え方を説明しましょう。

在庫が発注点に到達したら発注が行われますが、すぐには品物ははいってきません。
入荷されるまでの間にも在庫は減っていきますので、
その間の需要をまかなえる量の在庫がはじめになければなりません。

つまり発注した瞬間に持っているべき在庫量が発注点の値となるのです。


|発注点方式でいけるかどうかの判定基準

海外調達品でリードタイムが長く、3ヶ月あるいは半年に及ぶこともあるような品目は、
発注点管理をすべきではありません。なぜなら、発注点というのはそもそも、
発注してから入荷するまでの期間中の出荷量、
つまり、リードタイム中需用量を基に算出されるからです。

 

当然、リードタイムが長い品目は、リードタイム中需用量が多く、
発注点も大きくなりすぎることとなり、過剰在庫を招く結果となります。

 

このような品目、すなわち超納期品にふさわしい発注方式は、需要予測に基づくものとなります。

 

適正在庫算出ソフトAPIM7_テクニカルソリューションズ株式会社