2018年1月30日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.186【疑念の表明】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/02/05

 

【疑念の表明】

メロスは激怒した。

必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。…と始まる
「走れメロス」は信頼することの大切さを描いた小説として 知られていますが、
実は私、疑問に思っています。 大切なのは信頼できる友の存在なのであって、
信頼すること自体の価値については、あるもないもないのだと思っています。

ただ多くの人々が、信じること自体を美徳と思っており、 疑いをかけられることを嫌っています。
そこで、我が社では、セクハラ疑惑が生じた時は、遠慮なく疑念を表明しようというルールを敷いています。
疑いをかけられて怒る人の多くは、本当に悪事を企んでおり、
それを理由に攻撃してきたら間違いないという経験則があり、 逆にこちらも、
ハニートラップ疑念を遠慮なく表明することを納得いただいてのことです。

ただ、疑われたことで傷つく人・悲しむ人への疑念は間違いであることが多いので、
疑念の表明には細心の注意が必要となります。

 

【紫の花に詩を織る】

「命取りになるぞ」と家福は言った。
「そんなこと言えば、生きていること自体が命取りです」とみさきは言った。
家福は笑った。「ひとつの考え方ではある」

村上春樹「ドライブ・マイ・カー」より

 

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