2018年3月20日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.193【沈黙は金なり】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/03/20

 

 

【沈黙は金なり】

医師から、発声禁止を申し渡されて10日間が過ぎましたが、
沈黙生活というのも悪くはないな、と思っています。

それは、タイトルにあるように沈黙の価値に気づくことが出来たからです。
外部コミュニケーションにおいて沈黙を武器に転ずるという意味合いもあれば
内部コミュニケーションとしての内観の充実という側面まで、
いろいろですが 最近の私のキーワードは「深い沈黙の価値」となりました。

お仕事関係で言葉のやりとりが必要な方々にはご迷惑をおかけしておりますが、
iPadアプリを活用しての、面と向かってリアルチャットシステムや、
手書黒板アプリなどで 言語コミュケーションについては、かえって正確性が増したように思います。

非言語コミュニケーション、あるいは非音声コミュニケーションについては
言葉を使わない方がかえっていいんじゃないか?ということに気づきました。
通常の日常生活は、笑顔と身振りだけで十分だし、余計な言葉を発しない方が かえって
良好な関係を切り結べることも多々あるからです。

あと、バリアフリーチェックというメリットもありました。
普段は、スタバってオシャレすぎて敬遠していたのですが 店員さんの応対が神対応で、
見直してしまいました。 自分が声を出せないことを全く意識させない応対で、
しかも優しい思いやりを示してくれたのです。 さらに、葉山御用邸まわりを警護されている警察官の方々。
いつも元気に挨拶を交わしているので、お一人の方に身振り手振りで声を出せないことを伝えたら
数分後には全員に情報共有がされていて、VIP(?笑)対応をされるようになりました。

最近、ディベートのワークショップに通っていたのですが あらためて振り返ってみると、
「言葉って攻撃の武器になることが多いな」という気づきに至りました。
ディベートというのは、YesかNoかはっきり決められないことを あえてYes100%とNo100%の陣営に分けて
論戦を戦わせるという知的なゲームなのですが ここでは、音声言語を武器として使う手練手管が飛び交います。

勝敗を決するのは、論理ではなく、観客の投票なので
感情を揺さぶる優しい言葉も有効な武器になることがあります。 とすると、戦時は別として、
平時においてはやっぱり 「男は黙ってサッポロビール」 だな~って思えてきました。

【やさしくあるこうよ】

「あの星とこの星を結んで」と説明しても、並んで夜空を見上げるひとに、
正確に伝わっているのかどうかはわからない。確認する術もない。
そんなとき私は、文蔵と見た夜空を思い起こす。全天の星が掌に収まったかのように、
すべてが伝わりあった瞬間を。あのときの感覚が残っているかぎり、信じようと思える。
伝わることはたしかにある、と。

ー三浦しをん「冬の一等星」より

 

 

 

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