2018年6月12日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.204【大切の大切をたいせつに】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/06/12

【大切の大切をたいせつに】

 

なんだか、天才バカボンのパパみたいですが、
いま私が、流れを止めない適正在庫理論の研究過程で辿り着いた到達点です。

先週号の反響は凄まじく、特に身近な方々からのご意見・おしかりをたくさんいただきました。

「閃いちゃったよろこびからはしゃぎすぎ、
でもこれって、みなが普通にやってることじゃん」

に対しては、コペルニクスの地動説を挙げて
ホントにすごい発明・発見は、聞いた瞬間に当たり前のことだと思うのだ、と。

「いちいち、文章化して契約にする必要あるの?
そんなことしたら、かえってお互いの信頼関係をそこなうのでは」

に対しては、普通は穏やかでも感情爆発で過激な反応をする人を冷静にする効果はある、と。

などなど、いちいち反論したのですが、、、

みな、一様に不安な表情を示すことに気づきました。
ある方は、「こういう社会が実現したら恐ろしいことになるような気がする」とはっきりおっしゃって下さいました。

その意味が最初よく理解できなくて、
気持ちの悪い思いをしながら数日過ごしておりましたら、
何段階かの飛躍を経て辿り着いたのがコレです。

大切な人が大切にしている人を大切にしようとするだけで、
契約や法律や規範なんていらないじゃん。

ここで、”人”を”動物や植物に、さらにはモノや思想にまで拡げていくと
今週号のタイトルとなるわけです。

そして、その結果実現するのが、
でこぼこ社会・世界、つまり多様性の実現なのだと気づきました。

多様性を保った方が、生存戦略的に有利である。
とか、
世界の流れを止めない為に必要なのが、多様性である。

などと、理論や思想からトップダウンに展開するのではなく、
身近な大切な人から始めて、大切な人にとっての大切、さらにその大切と
その輪を拡げていけば、多様性のある世界は自然に拡がっていきます。

自分はクジラ肉が大好きだけど、親友は鯨と一緒に泳ぐのが大好きだ。
とか、
山登りよりもサーフィンのできる海の方が好きだけど、その海は自然の森林の助けを必要としている。
などという具合です。

そして、その結果として世界から不毛な争いや戦争がなくなるのだと思います。

私には、米国にも北朝鮮にもイスラエルにも中国、インドにも大切な友人がいます。
身近な友人や家族をたどっていけば、多くの人がそのネットワークに気づくことと思います。

本日の米朝会談を前にこんな事を考えておりますが、
ふと、気づいてしまいました。

これって、愛じゃん!

その不毛と欺瞞を論証することに躍起になっていた私ですが、
けっきょくこういうことになってしまいました(笑)

PS.キリスト教の愛だけでなく、仏教の縁起でもあるので、
「宗教と科学のコンフリクトをアウフヘーベンしたい」
というライフワーク研究の方向性が定まったように思いますので、
貴重な気づきを与えてくれた友人達に深く感謝しています。

 

【紫の花に詩を織る】

また、もし彼女が扉を開くまいと決めたならば、もちろん私は意図的なさぐりを入れて、無理にこじ開けることはもとより、ノックすることさえ考えてはならない。ディブスや彼女自身の事を聞くのは興味があるけれども、それよりさらに大事なのは、彼女自身に、奥深い神秘な内面の世界を有する権利を持った尊い一個人として尊重され、認識された、という体験を与えることなのだ。

バージニア・M・アクスライン「開かれた小さな扉ーある自閉児をめぐる愛の記録ー」より

註:アクスラインは「遊戯療法」を創始した心理学者であり、ディブスは彼女のクライエントのことである。

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