2018年5月15日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.200【時空間内の局所的偏在】

適正在庫の広場 TSCブログ
2018/05/15
【時空間内の局所的偏在】

適正在庫算出技術APIMは、日米で特許が成立し、公開もしている技術です。
ライセンス供与もオープンに受け付けているのですが、
なぜか、非公開技術と勘違いしている方がいらっしゃいます。

特許には独占権が認められていますが、
権利を持っていることと、それを行使することは、
別物であると私は考えますので、
良き技術は広く活用していただいて、
在庫管理業務の現場で苦労している皆様のお役に立ちたいと思っています。
もちろん、無条件での技術供与はあり得ませんが、、、

数年前に特許公開後に追加した詳細技術も含めて公開したのですが、
それでも、「ブラックボックスなのは、、、」
とおっしゃる方が少数ながら残っているので、調べてみると
どうも競合からのネガティブキャンペーンの存在が浮かび上がってきました。

ちなみに、最近のネガティブキャンペーンの流行は、
未知の未来に向けて適用する値なので、算出結果の妥当性検証が原理的に不可能であるという、
不可知論あるいは、まるで禅問答のような問いかけですが、
これなどは、お試しで計算してみた結果を、実務者が見ればすぐにわかることですし、
実値シミュレーションでもすればバッチリ確認できることです。

実際、私のところでは簡単にお試しできるサービスをご提供していますので、
遠慮なくご活用いただけたらと思います。

前置きが長くなりましたが、
表題の「時空間内の局所的遍在」
に戻ります。

これが、流れを止めない適正在庫算出技術APIM7のコア技術として公開するフレーズです。

偏在があるから、高低差や濃度差あるいは寒暖差などが生じて、流れが起こり、
それが生命の源流となるのではないかとも考えられます。
この偏在を数理モデルに基づき定量化する技術が、APIM7のコア技術となります。

知性と良心の両方をお持ちの、経営者・技術者・実務者の方々数名から、
この一言でご納得いただくことができました。

もし、これでもまだモヤモヤされているあなた!
なにか大事なものが欠けているのかもしれませんよ(笑)



【紫の花に詩を織る】

「何かについて描写するとき、僕は必ずその場に物理的に居合わせます。」

村上春樹

2018年5月8日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.199 【ブラックジャック現る】

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2018/05/08
【ブラックジャック現る】

声帯ポリープ手術が無事に成功し、良性ポリープであったことも確認できました。
声質、健康状態も極めて良好です。

1年前のポリープ確認から約1年かかって問題解決に至りました。
個人クリニックから大病院まで5人の医師と、
民間療法者2名、そして不思議ちゃん友人1名に診ていただいたことで、
多くの知見を得ることができましたので、
今週号はそれを皆さんと共有したいと思います。

結論から申し上げると、

「医療のように高度な専門知識・技術・技量サービスを受けるときは
小規模組織、できれば個人で独立した活動を続けているプロフェッショナルを選ぶべし!」

ということです。

数多くの専門家を訪ね歩いたのは、
自分の声がでなくなったのは何故なのか?
について理解したかったからですが、
これに対する明確な回答を示してくれたのは、
ボイストレーニング経験者の友人でした。

大病院の若手医師は、最新鋭の内視鏡を使って
「声帯を閉じることで声が出るのだが、ポリープがあると閉じれなくなるので声がでなくなる」
という説明をされ、高価な内視鏡の鮮明な映像と共に、医師になって3年間で手術実績30件以上という言葉に
さすが大病院は手術経験をたくさん積めるので安心だと思い、いったんは手術日程まで確定して準備を進めておりました。

ところがこの説明を、友人が明確に否定してしまったのです。
発声メカニズムは、声帯を閉じるモードと開くモードの2通りがあり、
日本人の多くは、閉じて声を出している人が多いだけ。
という説明でした。

なるほどこの説明なら、手術を受ける前の身体トレーニングで、声が復活した理由がわかります。
声帯を開いて声を出す方法を、一晩で習得できたからであると考えると納得がいくからです。

更に、大病院のホームページを調べると
病院全体での、声帯ポリープ手術の近年の実績数は年間14,5件であることが判明しました。
しかも、手術実績豊富であることの説明として表記されていたのです。

おそらく、若手医師はつい背伸びして、
アシスタントとして参画した手術件数も含めて、
またもしかしたら、声帯ポリープ手術以外の手術件数もうっかり含めて30件と回答したのだと思います。

でも、これが大病院にとどまらず、大組織、大企業から専門知識・技術・技量サービスの提供を受けるときに
陥りがちな罠ではないかと思いました。

更に更に、初めての入院手術(2泊3日)で、しかも全身麻酔も初体験であることに興奮して友人達に触れ回ると、
麻酔から目覚めることがなくても、最悪手術が失敗して死亡しても、病院の責任は問わない旨の誓約書への署名を求められるということを知らされたことから、
疑問が生じて、グーグル先生にいろいろ教えていただいた結果、ブラックジャックに出会えたのです。

実は私は、工場建設技術コンサル先のベンチャー企業で、内視鏡手術用具の設計支援にも携わったことがあるので、
どうして、声帯ポリープを取るだけの手術なのに、全身麻酔をかけて医師3人かがりの手術である必要があるのか不思議に思っていました。

グーグル先生は、美人医師を紹介して下さり、
お目にかかるだけでも?、、、と思って訪ねてみると、
いきなり、飄々としたおじさんのブラックジャックが現れて、たった10分でポリープを切除してしまったのです。

以上のような極めて個人的な体験により得た結論が、

高度な専門技術は個人プロフェッショナルに任せるべし!

というわけなのですが、

これって、実は私の仕事の宣伝になっていました(笑)

PS.病理組織検査結果を聞くために再びブラックジャックを訪ねた際、
何故?を問うためにエビデンスを持参したのですが、ひとこと次のように言われて納得してしまいました。
「あなたはまったくわるくない」


【やさしくあるこうよ】

君はあなた自身を創造していると思いなさい。

ー岡本太郎『壁を破る言葉』より

2018年4月24日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.198 【特許庁の女神】

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2018/04/24
【特許庁の女神】

最近、知財関連のお仕事が増えたのですが、
特許庁の係官の方々には、お世話になりっぱなしです。

はじめの頃は、なんでもかんでも質問を投げかけていたのですが、
あるとき、デキル系の美人係官から、一冊の特許マニュアルを渡されて
「これを、ちゃんと読みなさい」
と、ピシャッとやられました。

同行した、会社のスタッフは、
「社長は、あれくらいハッキリ言ってくれる人の方がいいですね」
と、、、

ところが、このマニュアルが、読み始めると面白いんですね。
普通、図表番号というのは、数値の小さい方から大きい方に順番になるように
出てくる順番を揃えているのですが、

これが、そうではない。

先頭から順を追って読み進めても、さっぱり分からない。
でも、一通り通読して、振り返ると、全体の構造がわかる。

数学書や、コンピュータ言語解説書に近い事に気づき
おもしろみが分かってきました。

でも、ところどころ読んだだけでは分からないところがあると
質問するのですが、なぜかいつも美女が現れて、とても親切に教えてくれるんです。

特許庁には女神がたくさんいるんだな~
と思っていたら、先日の新聞記事でびっくりしました。
長官が、美人の大女神でした(笑)

やっぱり、トップは大切なんですね~


【紫の花に詩を織る】

To me,leadership is about encouraging people. It’s about stimulating them. It’s about anabling them to achieve what they can achieve?and to do that with a purpose .

私にとってリーダーシップと言うのは、人を励ます事。人々を刺激し、彼らが出来ることを成し遂げられるように仕向ける事。

クリスティーヌ・ラガルド
(フランスの政治家、弁護士。現在、国際通貨基金専務理事。)

2018年4月17日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.197【流れを止めない適正在庫理論とダイバーシティ】

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2018/04/17
【流れを止めない適正在庫理論とダイバーシティ】

ダイバーシティ(多様性)を保つことの重要性は、
これまで、生物的多様性が生命の存続戦略として重要であるという視点、
および、人道的立場からの説明がされることが多かったように思います。

でも、これだけでは経済のグローバリゼーションの流れに対抗できないなと
感じていました。

ふと、思いついたのが「流れを止めない」という視点です。

適正在庫理論の示すところでは、
時空間内における適正な過不足、
すなわち、適正な不均衡ないしは格差がなくなると、
流れが止まってしまうことが、理論的に明らかにされています。

過不足、不均衡、格差の存在が、実は多様性を生み出すことになっています。
高かったり低かったり、出っ張っていたり引っ込んでいたり、多かったり少なかったり、、、
という凸凹社会が大事であるというわけです。

ただし、「適正な」という点が重要で、
格差を全く無くしてしまうと経済は止まってしまいますが、
大きすぎても流れは止まってしまうのです。

グローバル経済化を推進する立場からは、
格差を人工的にでもつくりださなくてはならないので、
戦争や貧困を計画的に起こしている。

という、結果的に陰謀論のような見え方がされてしまいます。

陰謀論といういい方は、ネガティブなレッテル貼りだと私は感じていますが、
この件に関しては、ほぼほぼ妄想に近いと思っています。

一握りの悪人が計画的に世界を動かすことなど、現実的に不可能だからです。

むしろ、貨幣経済の動作原理の中に、OSのバグのようなものがあって、
各人は悪意を持たずに行動していても、結果的に悲劇がもたらされるのだと理解しています。

そして、悲劇を回避するキーテクノロージーが、適正値を算出する
APIMなのです。


【やさしくあるこうよ】

今は丸いあのお月さんも、明日からまた徐々に身を削がれて、晦日には消えてしまう。
けど、時が経てば少しずつ身幅を広げて、またあの姿に戻る。
ひとの幸せも、似たようなもんやろなあ。

ー高田郁『心星ひとつ』より

2018年4月10日(火) 週刊 適正在庫の視点から Vol.196【community と society】

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2018/04/10
【community と society】

ハイブリッド・コミュニティ構想について考えを巡らせています。

現政権および経団連のすすめる society5.0 への単純なカウンターとならないような方策を考えていて、表題に至りました。

現状では community < society という包含関係が成立しているように思えます。

日本語にすると、共同体と社会で

共産主義がcommunismで、社会主義がsocialism となり、、、???

となってしまい、これは英語圏の発想を理解する必要があると思って

最近、英国のLow school 留学から帰国したばかりの友人 末永貴実さんに相談したら、次の回答をいただきました。

「既存の制度的背景を考えると、構成人数という数の包含関係ではありませんが、多くの場合、包含関係にあるのが現状です。

あくまで私の考えですが、 私はcommunity は価値観/文化的背景/目的/場所を共有しているもので、society はむしろもっと社会的な基盤/関係を構造的に共有しているものだと感じています。。

すいません、わたしの考えというより解釈でした! すべての人がこのフレームで使い分けをしているわけではありませんが、少なくとも、国連の文書はこの感覚で使い分けられています。」

なるほど!

と感心して、更に考えを巡らしておりましたら、「食べる」というキーワードを思いつきました。

共同体から社会に至るスペクトラムを想定し、

・狩りの獲物を分けてもらえるか?
・つくってもらった料理を安心して食べられるか?
・一緒に食べると幸せになれるか?
・野菜をつくっているお百姓さんを信頼できるか?
・調味料をつくっている食品会社は信用できるか?
・漁師さんが魚を獲っている海の汚染を防止するシステムを信頼できるか?
。。。

という軸方向で、包含関係をとらえるという発想です。

「食べる」以外にも、いろいろな軸を考えることができそうです。

「住む」とか「働く」などなど、、、


【紫の花に詩を織る】

僕が赤ん坊のとき、お母さんの乳がたりなかったので、僕は毎日ラクトーゲンを飲んで育ったのだと、いつかお母さんはいいました。
(中略)
僕は、その話を聞いたとき、じゃあ、オーストラリアの牛も僕のお母さんかな、といいました。

吉野源三郎「君たちはどう生きるか」より


【ご連絡】

先週号で声帯ポリープの手術はしないぞ宣言をしましたが、あっさり撤回することになりました。
周囲の方々からの懇願も聞き入れず、「だっていやなんだも~ん」で逃げていただけだったのですが
焼き鳥屋のおばあちゃんから、「悪いモノは早くとらなきゃダメ!」と一喝されまして心を入れ替えました。
会社近くのNTT関東病院で5月に手術を受けることが決まりました。
術前検査やらなんやらと、術後の安静期間もあり
もうしばらく、発声を節約する必要がありますので、ご関係の方々にはご迷惑おかけしますこと、お許しくださいませ。
PS.今週号のコラムに関連して、お母さんは世界中にいるんですねと感想を述べましたら、
今回の焼き鳥屋のおばあちゃんも、おかあさんですね(^.^)ということになりました。